東日本大震災の火災を覚えてますか?
東日本大震災での出火原因は電気ショート?電気装置、ストーブ、配線器具( コンセント等)、電灯、電気配線、電話配線などの電気ショートが発生原因の多くでした。県別で見ると宮城県が137件、福島県が38件、 東京都が35件、岩手県が33件、茨城県が31件と続きます。揺れが激しい地域での火災が やはり多かったようです。
東日本大震災の出火、3割が電気火災 、政府、対策検討へ
東日本大震災とその余震で起きた火災の3割が、電気が原因の「電気火災」だった。日本火災学会 (会長・田中哮義〈たけよし〉京大名誉教授)が調査した。内閣府は今月から、有識者会議で本格的に対策の検討を始める。(朝日新聞デジタル引用)
津波による火災を除くと、電気火災が6割超
東日本大震災では津波による火災が注目されたが、津波による火災を除くと、電気火災が6割を超える。 津波被害のなかった阪神大震災でも、判明した出火原因の6割が電気火災とされ、対策が急務だ。
地震火災専門委員会 火災の原因を調査
学会の地震火災専門委員会は、2011年3月の東日本大震災から1カ月間に余震も含めた地震で起きた 火災の原因を調査。静岡以北の1都1道16県にある360消防本部から今年9月までに9割の回答を得た。
震災火災の日常的な予防。
東日本大震災では揺れが原因の電気ショートで火災が多く発生しました。震災の備えとして、 振動を感知し落ちるブレーカー交換があります。しかし、電気が止まると、パソコンなど情報収集の命綱が 絶たれ不安もあります。揺れによって切断や高温化や電極が交差しないよう、配線やコンセントの耐久性を 日常的に維持することが非常に大事です。取付が悪い、ぐらついたコンセントに目をやることも非常に重要です。
電気ショートの根本要因
電気ショートは両極の電流が交流した時に起こるもので、震災では海水の流入以外に強い地震振動により配線が揺れる、 たわむ、発熱する、折れる、切れる、電極の交差などによりショートを導きます。スイッチやコンセント部のメンテナンスを 怠り、耐久性が劣化していると電気ショートを導きやすくします。
電気火災の予防対策製品
コンセント部補強材ガードは電気火災の予防を目的とし、開発されました。 女性でも簡単に取り付けられる特許製品です。 壁が壊れ スイッチや コンセントがぐらついている状態は、器具や配線の耐久性を劣化させます。 新築時からコンセント部補強材を取付け、コンセント部の破損予防をすることで、劣化を予防し、火災に至らないよう住まいも家族も安全に守ることができます。 取付壁の破損時もぐらぐらの修理も瞬間的な火花の燃え移り火災予防 にも対応した形状及び燃えにくい難燃素材が特徴の製品です。
東日本大震災の火災原因記事リンク
*朝日新聞デジタル 記事(www.asahi.com)
*セコム フラッシュニュース 記事(www.secom.co.jp/flashnews/)
*消防科学総合センター 記事(www.isad.or.jp)
*国土技術政策総合研究所 地震被害調査報告書(www.nilim.go.jp)
*国土技術政策総合研究所 今後の取り組み(www.nilim.go.jp)
*総務省消防庁 建物震災被害調査結果(www.fdma.go.jp)
*建築研究所 津波火災・地震火災テキスト(www.kenken.go.jp)
*経済産業省 電気火災防止の対応資料(www.meti.go.jp)